2010年10月31日日曜日

殻に悩む

栗ご飯を食べるには苦労します
この時期になると、あることに悩む。
それは、栗の皮むきと銀杏の殻割りだ。
今年も、試行錯誤し栗の皮むきをした。
いろいろな方法をとるが、鬼皮はペロリンとむけても、渋皮が綺麗にむけない。う〜ん。
おまけに大量にむいたので手の皮もふやけてしまった。あーあ...。
仕方なく今回も包丁で丁寧にむいていった。

しかし、嬉しいことに銀杏はクリア。
先日、八百屋に殻付きの銀杏が並んでいたので、店主に聞いてみた。
私:「殻付きの銀杏って、どうやったらうまく殻がむけるの?」
店主:「あーこれね、銀杏をかなづちで叩いて割れ目を少し入れてから、封筒に入れレンジでチン!だよ。」
私:「レンジで?なんで封筒にいれるの?」
店主:「加熱しすぎると銀杏が爆発するから、封筒に入れるんだよ。まー、やってみなよ。」
私:「ありがとう。やっぱり、ほくほくの銀杏は美味しいからね。早速、やってみますよ。」

やっぱり、殻付き銀杏は美味しい!
まず、1個を30秒ほど熱したら爆発してしまい、実も砕けてしまった。
失敗!
これは加減が必要なのね。
10〜20秒くらいが丁度いいみたい。熱いうちに手早く作業していく。
うんうん、簡単に綺麗にむける。
このホクホク銀杏を串に刺し、今晩のおでんに入れます。

2010年10月26日火曜日

新しい包丁と圧力鍋

夫に念仏を唱えるようにねだっていた包丁と、圧力鍋を買ってもらった。
「あー、最近包丁切れないなー」「新しい刺身包丁欲しいなー。YOSHIKINの包丁欲しいなー。切れが悪くなると、刺身美味しくできないよ。」
「圧力鍋あると、煮豆が楽だろうな。ティファールがいいかなーて思うんだけど。」
等々、ブツブツとつぶやいていた。
つぶやいた甲斐あり。
どうも、ありがとう。

切れ味のいい包丁は嬉しいです
早速、使った。
やっぱり、スパスパ切れる包丁はいい。
刺身包丁も、今まで使っていたものより若干短めで、身の厚いスルメイカもしっかりと切れる。
昆布締めした鯛も、綺麗に切れていく。

さて、圧力鍋でまずは何を作ろう。
そうだ、先日北海道のメークインをいただいたので「肉じゃが」を作ろう。
料理ブックが付いていたので、それにしたがって作ってみた。
肉を炒め、じゃがいも玉葱、白滝を加えて炒め合わせる。
そこへA(だし汁、砂糖、酒、醤油)を加え、蓋をして加圧する......。
という感じに、とにかく書かれているとおりにやってみた。
あれ、あく抜きいつするのかしら?
煮物の基本は、「さしすせそ」なんだけど、一度に入れていいのかしら?
と、疑問を持ちつつもやってみた。
確かに、15分ぐらいで出来てしまった。
へー、本当にできちゃうんだ。

「いただきまーす。」
家族:「うん、イカが美味しい。おー、綺麗に切れてるじゃん。」
家族:「肉じゃが美味しいけど、何か違う。う〜ん、家の肉じゃがじゃない!」
やっぱり。
確かに、じゃがいもは柔らかくホクホクしているけど何かが違う。
肉と野菜を炒め、だし汁で煮ている時にあく抜きをしていないため、もたっとした感じだ。
特に煮物の場合「さしすせそ」の順で、調味料をいれるにはちゃんとワケがある。
砂糖は塩や醤油より分子が大きいので、先に入れないと具に味がしみ込まない。
砂糖を入れた後、砂糖に比べ分子の小さい塩や醤油を入れることにより材料が引しまてくる。
やっぱり、圧力鍋も道具の1つとして考えるくらいが丁度良さそうですね。

2010年10月24日日曜日

泥つき野菜

車を約30分走らせ松本市寿の「アルプス市場」へ行った。
ここでは、天然肥料等を使用したこだわりを持った農家の方々が持ち寄った農作物が販売されている。
泥が付いている野菜、葉っぱがそのまま付いている野菜、形状も様々な野菜等、スーパーではあまりお目にかからない。
普段は近くのスーパーで済ませるものの、やはり葉っぱ付きの大根、泥つきの人参、長ネギ、牛蒡等がとても恋しくなる。
幼い頃は、農家であった祖母の畑や田んぼで季節ごとの野菜を口にできた。
そんな思いもあり、野菜を手に取ると匂いをかぎ、野菜ってこうだよなーと嬉しくも懐かしく思う。

安くて、美味しい野菜です

買ってきたものの野菜はとても冷蔵庫の野菜室に入る量ではないが、幸い涼しくもなってきたので新聞紙に包んで発泡スチロールのケースに保存はできそうだ。

まずは、大根の葉っぱから。
数本はぬか床に入れ、古漬けを作る。
残りは、ザクザクと細く切り、ごま油で炒める。
油揚げ、鷹の爪、砂糖、だし汁、醤油で煮て味を調え出来上がり。
簡単だけど、これまたご飯のおともになりそう。
大根の葉には、カロチン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれている。
さらに油を使って料理するとその栄養素の吸収が良くなるので、捨てるに捨てられない部分ですね。

さて、大根、山ごぼう、人参、これらの根野菜をどう食しよう。
久しぶりに、「ぼたん鍋」にしよう。
猪の肉は、さっぱりしていて、噛めば噛むほど味がして美味しい。

野菜がたっぷり入った鍋でも、味噌仕立てだと子供たちもよく食べる。
最後は、うどんを煮込み、地元特産の「松本一本ねぎ」をバラバラと入れ、食する。
うーん、今日の鍋は片道30分かけて仕入れにいったかいがありましたね。

2010年10月19日火曜日

昆布の佃煮

ほぼ毎日出汁取りのために昆布、椎茸、鰹節を使う。
その為、この3つはその日のうちに使い切れず、出汁を取り終えた昆布は、気がつくとあっという間に冷凍庫で10枚はすぐたまってしまう。

そこで作るのが「昆布の佃煮」。
可能な限り、昆布を細く切る。
10枚もあると結構大変だ。
砂糖、酒、みりん、醤油、ごま。
小鍋で、汁気がなくなるまでコトコト。

ごはんがもう一膳、食べれそうです。
完成。
市販されているものはいまいち昆布の食感がなかったり、あまかったりしょっぱかったりで、これというものに巡り合わない。
食材は、とことん使いきらないともったいないですからね。

2010年10月18日月曜日

タラの喉もとから

先日、鱈をおろしていると子供たちが見に来た。
和彰:「お母さん、何してるの?」
私:「鍋に鱈入れるからおろしているよ。」
和彰:「うわー、気持ち悪い。」
彰美:「お魚さん、かわいそうだよー。」
私:「でも、まるごと食べるわけにいかないでしょ。」
「あれ、これなんだろう?(魚の頭の辺りから)釣り針だ!こんなに大きいのだよ。」
かなり鋭いです
全長5cm位はある。
彰美:「お魚さん、痛かっただろうね。食べるのかわいそうだよ。」
私:「でも、美味しって食べてくれたら、タラさんも喜ぶよ。大事な命をもらって、大きくなっていくんだよ。」
子供達:「.....そっかー、そうなんだ。」
そんな会話をしながら、二人はしばらく鱈の顔をながめていた。

2010年10月17日日曜日

ウルメ鰯に魅せられて

金曜日にユーパレットへ行き、鍋用の鱈を買った。
昼食は刺身にしようと思っていたので、85円の鯵2尾とミル貝を。
さらに綺麗な神奈川産の潤目鰯が並んでいた。しかも5尾で300円!安い!
どうしよう。今日(10/15)の昼食は鯵とミルだし、夜は鍋だしなー...。
悩む悩む。あー、でもこの鰯は魅力的だ。
実はその前の日(10/14)、自宅から近くのスーパーに行ったときは、鰯が99円だった。
思わず、なんで鰯が1尾99円もするんだ!と思ってしまった。
しかも鮮度がいまいちだ。だいたいにおいて、この近辺のスーパーはこのくらいの値段だ。

私:「綺麗な鰯だねー」
魚屋:「そうでしょう、そうでしょう。10尾持って行かない?」
私:「店やっているわけじゃないから、5尾ちょうだい。」

鰯フライと久しぶりにエビフライ
てなわけで買った。
鰯は手開きで簡単におろせるから楽だ。
さてこれはというと、本日の夕飯で鰯フライとつみれ汁に。
鰯は小骨が多いけど、フライにしたりつみれ汁にすると食べれるのでカルシウムが摂れて嬉しいですね。
それに血液をサラサラにしてくれるEPA(エイコサペンタエン酸)が多いのでせっせと食べたい魚の1つですね。

2010年10月16日土曜日

タラ鍋が一転して.....

昨日は、鍋にしようとユーパレットに行った。
おっ、いい魚いるいる。
助宗鱈1尾と鮭、ホタテを入れよう。

帰り道、ふと目にした八百屋の看板。
「松茸、安い!」
「へっ、松茸が安いって。まー、ちょっと寄り道」
私:「こんにちわ。これどこの松茸?」
店主:「朝日村だよ。今週は、よく取れたね〜。」
「来週からは、寒くなりそうだから。もうどうかな〜」
私:「へー、そうなんだー。(確かに安いな)じゃー、これちょうだい。」
とりあえず小ぶりなもの3本を買った。
相変わらず松茸さんのいい香り。

私:「ただいま。松茸、買ってきたよ。」
夫:「いくらだった?」
私:「2千いくらだったかのものを、2千円にしてくれた。」
夫:「おっ、安いじゃん。まだあった?」
私:「あったよ。」
夫:「じゃー、子供たち好きだから人数分食べれるように買っておいでよ。」
てなわけで、午後再度出なおした。

そうしたらなんと!
「正札の半額!」
私:「半額なの?」
店主:「そう、明日休みだからね。これ売っちゃわないと。」
私:「じゃー、これと、これと.....。お願いしまーす。」

家に帰り、夫に見せると
夫:「おー、買ってきた買ってきた。これまた凄い量だね。」
私:「へっへー、今日はラッキーだよ。これ、半額だよ。」
夫:「やったじゃん。この量は半世紀ぶりだよ。(ニコニコ)」
子供たちもビックリ!
松茸で埋もれた、たら鍋

夕食時、家中松茸の香りがプンプンした。
まずは松茸焼き、松茸鍋、締めは松茸ごはんと土瓶蒸し。
あー食べた食べた。
二十何年ぶりの大豊作に感謝、感謝ですよ。

ところでタラ鍋だったはずが、タラちゃんの存在は何処へ。

2010年10月14日木曜日

いつもと違う、このハンバーグ

個人的には、レバーは好きですね。
鶏レバーの甘辛煮、定番のレバニラ、塩とニンニクを効かせた牛レバー蒸し、等々。
しかし、これらは私と夫しか箸をつけない。
レバーは、脳の働きを良くする「健脳食」だ。
子供たちにもどうにかして食べさせたい、大人はレバーには葉酸が多く含まれているのでボケ防止になる....かも。

てなわけで「牛レバー入ハンバーグ」を作った。
牛乳に漬けて臭みを抜き、出来るだけ細かく刻む。
うげっ、なんだかまな板の上が凄い状態だ。(想像してみてください)
よし、すり鉢登場。とにかく細かくする。
あとは、豚牛合挽、玉葱、卵、パン粉、パセリ、塩、ニンニク等入れ、こねるこねる。
しばらく冷蔵庫でねかす。
そうだケッチャプとウースターソース、砂糖でソース作り。

チーズを乗せると、食べやすいですね
さて、焼き上がり食卓へ。
彰美:「わーい、ハンバーグだ!いただきまーす。」
(一口、口にして)「.....。あれ、いつもと違うよ。これ?」
和彰:「うん?本当だ。違う。」
夫:(ニヤリとし)「入れたね。これ。」
子供達:「なに、何。もしかして......。」
私:「そう、もしかしてだよ。レバー入ハンバーグだよ。頭良くなるよ〜。」

なんだかんだと言いつつも、完食した子供たちでした。

お・か・ら

和彰の苦手な物の1つに「おから煮」がある。
先日も、おから煮を出すと彼は箸を全くつけなかった。

私:「試しに食べてみなよ。」
和彰:「......。だって、あんまり.....。」
夫:「あみちゃん、美味しいよな。」
彰美:「うん、美味しいよ。なんで、お兄ちゃん嫌いなの。」
野菜が苦手な彰美も、人参、れんこん、鶏肉、油揚げ等が入っていてもおから煮だと好んで食べてくれる。

よし、おからだ。
例によって、パウンドケーキに入れた。
昨日は、遠足から二人帰ってくるなり
子供達:「ただいまー。お腹へった。今日のおやつ何?」
私:「パウンドケーキ作ったよ。」
和彰:「今日は、何のパウンドケーキ?」
私:「へへへ......。まーいいから食べてみて。」
子供達:「うんうん、美味しいじゃん。」
和彰:「ところで、何入っているの?」
私:「これ?....お・か・ら」
和彰:「えっ!おからーっ!」
「これが?じゃー、僕おから食べれたじゃん。」(満足気な顔)
私:「そういうこと。」
ごまの食感がいい感じです。

子供って、ちょっとしたことでもクリアーできたという達成感みたいなものを感じると、嬉しくなるものなんですね。

子供達:「明日もこれ作って!」

明日は、違うものなんだな〜と密かに思う母でした。

2010年10月12日火曜日

あ〜、秋の味覚

丁度、1週間前の新聞で「マツタケ、不作懸念から一転 豊作の兆し」
とあった。
午前中、今日の夕飯は何にしよう等と考えながら買い物に出かけた。
えっ、二十何年ぶりかの大豊作だって!
しかも、地物!
肝心のお値段は?
あれっ、◯が1個少なくないよね〜。
おっ、安いぞ!これは、ゲットしなくては。

午後、夫が
「今晩何?」
「松茸ご飯だよ」
「...何だって!松茸!」
夫の3大好物の1つだ。春の筍、秋の松茸、冬の河豚。
松茸と聞いた夫は、4時位から落ち着かない。

さて、夕飯の準備にとりかかる。
松茸の香りをできるだけ逃がさないように、柄は手で裂く。
あー、この香りがたまりませんよ。
一人でニヤニヤしている。
蓋を開けた時の香りが何ともいえません。
マツタケさん今年も会えて良かった。
せっかくだから、松茸入り茶碗蒸しも作ろう。

「いただきまーす」
「美味しいー」
家族全員一致。
彰美:「お母さん、おやつにも松茸だして」
私:「へっ、ちょっとそれは......」
和彰:「そうだ!パウンドケーキに入れたらいいじゃん」
全員:「豪華ー!」


かぼちゃ食べさせ大作戦

娘の彰美は、野菜好んで食べてくれない。
ある晩の夕食のこと。
私:「彰美ちゃん、かぼちゃの煮物食べなよ。黄色と緑がきれいだよ」
彰美:「黄色じゃないよ。オレンジ色ぽいよ。」
夫:(クスクスと笑っている)
私:「.......。あらそう.......。」
そんな時、兄の和彰が
和彰:「そういえば、今日給食でかぼちゃのコロッケが出て美味しかったよ。」
私:「彰美ちゃんも食べた?」
彰美:「うん、食べた。美味しかったよ。」

そうか、コロッケかー。
その数日後、早速かぼちゃコロッケを作った。
「美味しー」
くるみ入りパンプキンパウンドケーキ
クリームを添えるとさらに美味しい
と言って、大好評だった。
よしオッケー!
次は........ 。

パウンドケーキに入れよう!
これも大成功!
見事、クリア!
野菜を使ってのパウンドケーキ作りは、
これからはまりそうです。

2010年10月11日月曜日

こんな、食卓から始まった

まだ、子供が生まれる前は二人でよく外食をした。
夫である彼も、付き合ってる時はキッチンに立ちいろいろな物を作ってくれた。
今思えば、殆どやってくれていたような気もする。
子供が産まれ家庭という生活が始まると私は必然的に家事、子育てをしなくてはならなくなる。

当たり前のことですが。
しかし、とんでもないことが!
「今日の夕飯なににしたらいい?」
「何買い物してきたらいいの?」
「えっ、それ買ってきてどうしたらいいの?」
夫は、びっくりの連続と呆れた生活が始まったのです。
もちろん、夫婦になるまでは数年間付き合い、お互いの良し悪しもある程度分かっていたはず。

でも、正直言って23歳、年が違うと自分が知らなくても相手が何でも教えてくれてくれていたし、特にその先のことも考えずにいた。
とうとう夫は爆発した。
「今まで何やってきたんだ!」
「味噌汁、ちゃんとダシとれよ!」
「◯◯にも連れていったし、いろいろなところへ旨いもんも食べに連れていっただろう!」
へっ、???。確かに、行った行った。それが?どうしたって。
「食うだけじゃなくて、学べ!」

それからの数年の間には、何度箸をつけてもらえない食卓を囲んだことか。
トホホホホ.......(涙)