2010年12月31日金曜日

生タラバで我が家の忘年会?!

30日午後には、夫の仕事も終わるということで午前中家族で「ユー・パレット」へ食材の買出し。
一番の目当ては「蟹」。
夫は「蟹買うんだったら俺も行く!」と、蟹は夫の好物。
特にクリスマスを過ぎた頃から「蟹どうする?蟹どこで手配する?」と、毎年恒例のように口にしている。
いたいた、生タラバ、2.3キロ。
生タラバとズワイの冷凍を購入。
私:「これいつ食べるの?」
夫:「明日。」
私:「じゃー、今日は忙しいからアンコウの鍋にでもしようか」

夕方晩ご飯の支度。
夫:「タラバは今日食べる。」
私:「えっ、だって鍋とタラバ食べれるの?」
夫:「この位は食べれるよ。仕事も終わったし、旨い酒も手に入ったし、忘年会て事で。」
どうしても、この生タラバが気になるようですね。

アタシにも持たせてー











さすが蟹好きの夫。
手際がいい。
甲羅からかき出した部分。
これまた美味しい。












蟹の扱いは、夫に任せよう。
家で一番大きな鍋を出し、グラグラと湯を沸かす。
タラバ投入。

取り出し、バリバリと出刃で切り分けていく。
甲羅の部分をパカリッと開けてペロリのつまみ食い。
夫:「旨すぎる!」
私:「どれどれ、おー本当だ、旨いっ!かき出してお酒入れて、器に盛るね。」

タラバの爪は、左右大きさが違ったのね。
右利き、左利き?

完成。
「いただきまーす。」
普段にぎやかな子供達も蟹を食べるときは、静かだ。
ひたすら集中して、殻から身を取り出す作業に集中する。

私:「アンコウもコラーゲンたっぷりだよ。鍋の存在も忘れないでね。」

母の仕事はまだまだある。
夜な夜な「おせち」作りしなくちゃ。
あー、掃除もやり残しがある。

暮れは、忙しいですね。

2010年12月29日水曜日

美人で腹黒いやつ -さより-

「さより」さん、ごめんなさい。
決して、貴方のことではないです。
私の事でも、ないないない。

魚の細魚(さより)のこと。

宮城産の美しい魚です。
おもわず「細魚」の旬は春じゃなかったけな?

と思いつつも、「ユー・パレット」の鮮魚コーナーを覗くと綺麗な姿に惚れ込んでしまい購入。

今晩は、「細魚」の刺身にしよう。




「細魚」は北原白秋の詩にも登場している。
サヨリは薄い サヨリは細い
銀の魚サヨリ きらりと光れ
サヨリの家は ま水か塩か
銀の魚サヨリ お姉さまに似てる

お腹の中は、真っ黒。
キラキラだー。












あれ、酒の肴のはずが。
子供達にバリバリ食されてしまった。
いや〜、やっぱり美人は特ですね。
お腹の中は、真っ黒。
これは、鮮度がいい証拠。
水道の水が冷たいっ!と思いながらも、やっぱり美しい姿にしてあげたいから、丁寧洗わなくちゃ。
しっかりと、お腹の中を洗ったら三枚におろす。
三枚におろしたら、中骨は濃いめの塩をふっておく。
身の方は、薄い塩水に少々さらしておく。
水気を拭き、皮剥く。
剥いていくとさらに綺麗。
お皿に盛りつけ、完成。

骨は、塩をざっと洗い、キッチンペーパーで拭き取り、油で揚げて「骨せんべい」。
酒の肴にいいですね。

淡白で、上品ですね。

「細魚」は魚類では珍しく、ビタミンCを多く含む魚。
風邪や感染症等を予防する効果があるという事ですね。
旬外れの「細魚」も旨いですよ。

2010年12月26日日曜日

彰美のお気に入り「コーンクリームスパゲティ」

夫と和彰は東京へ。
私と彰美は留守番。

彰美:「お母さん、お昼マックでハッピーセット食べたい。」
私:「嫌だっ!食べた後、気持ち悪くなるから。嫌っ!」
彰美:「え〜......。」
私:「あっ、そうだ。この前、裕希君からコーンスープもらったから、それで彰美の好きなクリームスパゲティ作ってあげるよ。絶対、彰美好きだよ。」
和彰はコーンスープ、ホワイトソース系の物が苦手。
おうちご飯の場合、こういう系の料理は食卓に並ばない。

開田高原とうもろこし100%使用の
コーンスープ。
オーブンに入れる前です。












<作り方>
フライパンに2袋をあける。
水1カップを加え、加熱する。
ベーコンを適量加え、塩、コショウで味を整える。
固めにゆでたパスタを加え、ざっと混ぜる。
お皿に移し、ピザ用チーズをぱらぱらっと。
生クリーム少々とパプリカを適量ふりかる。
オーブンで、表面にうっすらと焼き色が付くまで加熱する。
パセリを散らして完成。

とろ〜り、熱々のうちに召し上がれ。

彰美:「いただきまーす。...美味しいー。マック行かなくて良かった。」
私:「だからお母さん言ったでしょ。」

黙々と食しています。
ぺろりと完食。
彰美:「おかわりっ!」
私:「もう無いよ。じゃー、お母さんの少しあげるよ。」

彰美:「あー、今日はいい日だ。」
私:「なんで?」
彰美:「だって、お兄ちゃんいないとこういうの食べれるんだもん。」
(クスッ)なんて、お気楽極楽な子なんだろう。

2010年12月25日土曜日

1時間でクリスマス準備

23日の夜(午後9時半頃)。
私:「おうちクリスマスどうする?」
夫:「まー、ケーキ買って、あとどういう風にしようか?」
私:「私、明日は忙しいよ。午前中は、2人(子供)の関係で、学校行かないといけないし、車も修理に出しに行かないといけないし、あと夕方はあなたを歯科医に送っていかないといけないし...どうしよう。私これからアップルランド行ってくるよ。」
夫:「俺も行ってみる。」

とにかく店に行ってから考えよう。
まずは精肉コーナーへ。
夫:「この鶏肉の骨付きモモどうかな?」
国産鶏骨付きモモ肉、おつとめ品、賞味期限は24日、4本で400円は安い!。
私:「へー、ドリップも出ていないし、色艶も問題ないよね。肉は、時間経っていたほうが熟成されていて美味しいし、明日使い分には問題ないよ。これいいじゃん。」

鮮魚コーナー。
生マグロ赤身、半額。
刺身用にスライスしていない柵なので明日でも大丈夫。

酒コーナー。
夫:「シャンパンどうする?あまり旨そうな酒ないなー...。」
私:「そうだ、前田さんにアップルタイザーいただいたよ。」
夫:「おっ、じゃーウォッカ買って、旨いシャンパン作れるぞ。」

私:「ケーキどうしようか?子供達、昨日も甘いもの食べているしそんなに大きいのは食べないよ。この小さめのデコレーションチョコレートケーキの台使って、トッピングとかして作ろうか。」
夫:「そうだね。」

24日朝。
とにかく忙しい1日がスタート。
子供を学校に送り出した後、肉の下準備。
牛乳に30分程漬け、水気を切る。
酒をふりかけ、塩、ニンニクをたっぷりと揉み込む。
コショウも振っておく。

バタバタと1日が過ぎていく。
午後6時。
ここからが本格準備。

■圧力鍋で下準備のローストチキン

中は柔らか、皮はパリっと。
先ず、圧力鍋の蒸籠の中にモモ肉とメークイーンをごろごろと入れ火にかける。
15分加圧。
しばらく放置。
オーブンで15分程、焼き色をつけ完成。







■パイナップルのフルーツバスケット

ハートの形したいちごだよ。











「あたしも、手伝う!」と、彰美。
あー、忙しいのに。
仕方がない、出来ることはやらせるか。
パイナップルの中身をくり抜き、いちご、メロン、キュウイフルーツを盛付け完成。

■アボガドとまぐろのサラダ

赤、緑、黄色が綺麗です。
アボガドは森のバターです。











アボガドは大きめのスプーンで周りの皮に沿って皮を剥くと、綺麗にむけますよ。
切ったらアボガドの変色防止のためレモンを絞る。
マグロは適当な大きさに角切り。
オリーブオイル 大さじ1、薄口醤油 大さじ1、塩少々のドレッシングを作る。
アボガド、マグロ、ドレッシングをサックリと(余り混ぜすぎない)混ぜる。
刻んだイエローパプリカとクレソンを飾って、完成。
ネタ替えで海老を使ってもいいですね。

■夫のオリジナルシャンパン

お酒のことは夫に任せます。
アップルタイザー、炭酸、ウォッカを混ぜ、氷を入れ完成。
うん、なかなか旨い!

余談ですが、ウォッカがあると家にあるジュース等で、結構美味しいカクテルができる。





*ウォッカ、ジンジャエール、カットライム で モスコミュール。
*ウォッカ、グレープフルーツジュース、レモン、塩 で ソルティードッグ。
*ウォッカ、アップルジュース で ビックアップル。
*ウォッカ、トマトジュース、カットレモン で ブラッディ・メアリー。etc...。

午後7時ちょっと過ぎ、食卓にカットしたパンも並べて完成。
「メリークリスマス。いただきます。」
夫:「おっ、鶏旨いぞ!」
家族全員:「本当だ!」
私:「100円でも美味しい、チキンだよ。」

食後は、ケーキ作り。

■チョコレートケーキ

手が痛いよ〜。
なかなかクリームにならないな〜。
彰美力作のチョコレートケーキ。












彰美:「お母さん、ケーキは私が絶対作るからね。」
私:「あー、はいはい。」

私:「クリームばかりナメてないの。あー、もう少し綺麗に塗ってよ。.....ドライフルーツは、パラパラとまんべんなくね。...ちょっと、かしてっ!」
一生懸命なのは分かるけど、ついつい口がでてしまいます。
なんとか完成。

ケーキをカットしている間、和彰がクリスマスソングを3曲演奏。

もうすぐ、10時半。
そろそろサンタさんも家に向かっているかな。
寝ないとサンタさんこないからね。
おやすみ。

2010年12月24日金曜日

子供達のクリスマスパーティー

12月23日、祭日。
大変大変、我が家で和彰と彰美含めた友達16名でクリスマスパーティー。
ここまでの人数の料理は作ったことはないよ〜。
はてさて困った。
今回の私の中でのテーマ。
手でつまめて、冷めても美味しく、洗い物は極力避けて、そして子供が参加できる料理...。
冷めても美味しいフライドチキン、フライドポテト、サンドイッチを作ろう。

手羽先20本、手羽元20本
■フライドチキン
小学校1年生と5年生。
小さい子は、手羽先でチューリップを作ってあげた方が食べやすいよね。
手羽元も、縦に切れ目を入れたほうが火の通りが良い。
油に入れる時間も極力短くし、尚且つ火がしっかり通っていないといけない。
肉をやわらかくする方法は幾つかある。
酒につける、お酢を使う、重曹を使う等。

今回は、サッパリ系の我が家のチキンよりも少し濃い目の味付けを意識。
そんな訳で、まずは牛乳を使って肉を柔らかくしよう。
30分ほど牛乳に浸け込み、圧力鍋で煮る方法。
漬け込んだ肉を牛乳ごと圧力鍋に入れ、ワイン、マギーのブイヨン、クレイジーソルト、コショウ、セージ等のハーブ類を入れる。
グツグツとなったら、5分程加圧し自然放置。
余り加圧し過ぎると手羽先のチューリップの肉が骨から外れてしまう。
冷めたら、溶き卵、米粉をまぶして揚げる。
既に煮てあるので油に入れる時間は短くて済むし、小麦粉をつかたフライドチキンより米粉を使う方がカラッとヘルシーに仕上がる。

■フライドポテト
1cm位の幅に細く切る。
水にさらしたポテトを、鍋にたっぷりの濃い目の塩水を作り切ったポテトを入れゆでる。
塩が入っているので、ポテトが崩れにくい。
串がすっと通るようになったら、ザルにあげて水気をよく飛ばす。
一度油でざっと揚げ、バットに取り出す。
取り出したポテトを再度、強火で揚げる。
こうするとカリッとしたポテトに仕上がる。
ゆでる時点で塩の味がポテトに入るので、仕上げはコショウのみ。
冷めてもべとつかず、カリッとしたポテトフライ完成。

小さいのから大きいのまで様々。
午後1時。
「こんにちわ。おじゃましまーす。」
来た来た。

おっと、ハムサンド、タマゴサンド、牛乳クリームのいちごサンド切らなくちゃ。
急げー、急げー。
1年生のチビッコ達が「お腹すいたー」
「はいはい、もう少しでテーブルに並ぶからね。」
「ふー、どうにか完成」


フライドチキン2種、フライドポテト、サンドイッチ3種。
樋口さんの差入も並べて完成。
きら君からいただいたシュークリームもパクリ。

私:「できたよー。まずはシャンパンで乾杯しよう。」
「俺やる!」と、さすが5年生男子。
やっぱり、少しかっこいいところ見せたいのかな?
子供達:「カンパーイ!いただきまーす。」

チキン、足りなかったみたいだな〜。
遼介君チキンをがぶり「これは旨い!」
どうもありがとう。












ひとちゃん、食べないと無くなちゃうよ。
お腹も落ち着いたところで、「ごちそうさま。」
私:「後で、女の子にはお手伝いしてもらうよ。」
5年生女子:「やったー!」
私:「へー、嬉しいの?」
頼もしいお姉ちゃんたちですね。
5年男子:「俺らは?」
私:「遊んでいていいよ。」
5年男子:「やったー!」
ありゃ?!ずいぶん違うものだわ。

午後3時半、おやつタイム。
私:「おーい、女の子おいで。」
女子:「はーい。」

私達も早くやりたいよ〜、1年生女の子。
う〜ん、下の数はこのくらい?












体を乗り出してやっています。
どうなることかしら。
何をするかというと、40個のプチシュークリームでクリスマスツリーを作る。

私:「1年生は、お姉ちゃんたちの言うこと聞いてやってね。5年生が先ず、この40個のシュークリームをかっこ良くどうやったらツリーになるか考えて。それから、デコレーションしてみてね。私は、手出さないから皆で考えてやってみて。いいかしら?」



日々生活の中で私自身、台所の手伝いを彰美にやらせたいと思いつつもなかなかお願いできないですね。
忙しいとか、自分でやった方が早いとか、大人の勝手な言い分ですよね。
少しの時間、あれダメこれダメは言わずに子供達に台所を任せよう。

ああでもない、こうでもないと女の子たちは楽しそう。
なんか、可愛いですよね。
こういう姿って。

はい、出来上がり。
最後に、シュガーパウダーの雪を降らせて完成。

女の子たちの力作です。

私:「女の子たち全員で作ったよ。はい、拍手!」
全員:「おー!」(パチパチパチ)

お姉ちゃんとお兄ちゃんを
お迎えに来たひなちゃん、
皆の手の速さに圧倒。
早い早い、あっという間に
無くなっていきます。























午後4時過ぎ、そろそろママ達がお迎えに。
とてもにぎやかな一日でした。
我が家の2人も、楽しく過ごせた様子です。
みんな、ありがとう。

2010年12月22日水曜日

かぼちゃ、種まで食そう

今日12月22日は、冬至。
日本ではゆず湯やかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われていますよね。
そんな訳で、ちょっとかぼちゃの話。

緑黄色野菜の1つであるかぼちゃ、いろいろな料理ができて尚且つ栄養満点で嬉しい素材ですね。
しかしながら我が家の子供達は、かぼちゃの煮物が苦手だ。
彰美いわく、見た目とトロッとした黄色の部分の食感がイヤとのこと。
甘くてホクホクしていて美味しいのになー。
はてさて子供達に食べさせるには....。

まずはパウンドケーキに入れる。

■かぼちゃまるごとコロッケ


これまた作り方は簡単。
調味料は何にも入れる必要なし。
鍋にかぼちゃが浸かる位の水を入れ、串がすっと通る位までゆでる。
最後、水気を飛ばす感じで強火で。
温かいうちにつぶし、扱いやすい硬さまで冷ます。
1センチ角に切ったプロセスチーズを入れ、食べやすい大きさに丸める。
後は、粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げる。
かぼちゃの甘味と、チーズがいい感じ。
お好みで、ソースをかけて食するのも美味しい。

最後に残った種。
これも食べよう。
よく晴れた日、朝から外で干す。
この時期、空気も乾燥していて丁度いい。
一日何度かザルを振りながら、まんべんなく乾かす。
カラッカラッによく乾かすこと。
乾いた種でパンプキンシードを作る。
本当は、周りの殻を取って中身の緑のところを...と使いたいところだが、ちょっとそこまで時間に余裕が無いので殻のまま使う。

■殻付きパンプキンシード


熱したフライパンに、オリーブオイルを入れ、良く乾かした種を入れる。
カリカリになるまで煎る。
焦げる少し手前がいい感じですね。
いい色になってきたら塩、コショウを振り完成。

ビールのつまみにとても合うな、と食していたら子供達が「なにそれ?」
「かぼちゃの種だよ。」「うん、食べてみる。」とひとつまみ。
「美味しいー、ポップコーンみたい。」
と言って、あっという間に無くなってしまった。

「かぼちゃ」の種も栄養満点。
高タンパク、高エネルギー、ビタミン、カルシウム含むミネラル等が豊富。
「かぼちゃ」を手にしたら、たかがかぼちゃの種と思わずちょっと一手間加えて食してみては如何でしょうか。

PS. 洋食屋の「盛よし」(http://shoku-hagu.blogspot.com/2010/12/blog-post_06.html)に行くと、松本出身の芸術家「草間彌生」さんの版画「かぼちゃ(黄色)1992年」と「金魚 1984年」の作品が飾られている。
水玉や網目が無限に広がった彼女のポップで可愛らしい作品は癒されますね。
とても魅力的な女性のだと思います。

2010年12月20日月曜日

旨い砂肝が食べたくなったら「丸山鶏肉店」

松本に越してきた年の冬、天気も良く家族で散歩がてらぶらりぶらりと街へ行く。
ここはホテル花月とピカデリーホールの辺り。
一方通行の路地を覗くと「丸山鶏肉店...?へー、あんな所に鶏肉屋さんあるのね。行ってみよう!」と店に入る。
ホワイトボードには飲食店からの注文を受けた品が書かれており、陳列棚の上には注文を受けた品が包装されていた。
モモ肉、胸肉、ささみ、レバー...おっ、キンカン(鶏の卵巣)の入ったモツと砂肝もある。
美味しそう。

砂肝買って、早速料理。
私:「あれ?この砂肝なんか他と違う。」
和彰:「柔らかくて、美味しいよ。」
砂肝のあの独特の硬いー、というのが無い。

数日後、また出向いて陳列棚にない品、手羽先と鶏皮を奥の冷蔵庫から出してもらった。
私:「先日、いただいていった砂肝美味しかったです。こちらの砂肝なんで硬くないんでしょうか?」
店主:「あー、筋切りしてるからね。」
と、あまり愛想は無いが聞いたことに対してはちゃんと説明してくれる。
店の中は冬でも夏でも寒い。
ころっころっとした砂肝をひとつひとつ丁寧に筋切りして陳列棚に並べてくれる。
地鶏とかどこそこの鶏、と言うわけでないが何度か出向いては店主のおじいちゃんやおばあちゃんの話を聞くのが楽しい。
私:「モツは醤油、味噌。」
店主:「まー、好みだね。」

冬はキンカン入りのモツを、根野菜タップリ入れ味噌仕立てにした「もつ煮」が美味しい。
和彰の好きな「砂肝の塩ニンニク煮」も、これまた酒に肴にもなる。

■砂肝の塩ニンニク煮

ソフトでありながら歯ごたえのある砂肝です。

 <材料 4人分>
砂肝 300グラム
昆布のだし汁 適量
酒 大さじ1
塩 小さじ1
ニンニクすりおろし 小さじ1
長ねぎ 適量

作り方はとても簡単。
小鍋に砂肝と長ねぎ以外の材料を入れ、砂肝が浸る位のだし汁を入れる。
火にかけぐつぐつとなったら7〜8分位中火で煮る。
火を止めて味をしみ込ませる。
食卓に出す前、小口切りした長ネギを入れ再度火を入れて完成。

内臓系は栄養価が高いと分かっていても、人によってはあまり好まない食材だ。
そのなかでも砂肝は臭みもさほど無く、食べやすい食材だと思いますよ。
特に砂肝はローカロリーで、鉄分、ミネラル等栄養素も豊富に含まれているので、是非食卓に並べてみては。

骨付き肉(手羽先、手羽元等)を本数で買いたい時、内臓物を100、200グラムの少量で買いたい時など、専門店だと対応してくれるのがありがたいですね。

2010年12月17日金曜日

なが〜い芋から3品完成 - 長芋のもったりサラダ、ふろふき長芋、長芋と大葉のさっぱりサラダ-

太目のしっかりした長芋です
地物の長芋が美味しい季節に。
生で食するとあのシャキシャキ感が美味しいですよね。
はてさて、このなが〜い長芋、まるまる一本使い切る方法を考えよう。
長芋は味的には癖のない野菜なので使い回しはきく。




■長芋のもったりサラダ

<材料 4人分>
長芋 直径5〜6cm☓長さ10cm位
ゆで卵 1個
きゅうり 半分
ハム 3枚
マヨネーズ 適量
塩、コショウ 少々


3〜4cm位の輪切りにし、鍋に長芋がかぶるくらいの水とお酢少々を入れ、串がすっと通るくらいまで茹でる。
茹で上がったら、ザルにあげる。
温かいうちに粗めにつぶす。
粗めにつぶしたゆで卵、小口切りしたきゅうり、1cm角に切ったハムをマヨネーズで和える。
好みで塩、コショウし味を調えて完成。
もったり、しゃっきりの食感がなかなかいいですよ。

■ふろふき長芋
<材料 4人分>
長芋 直径5〜6cm☓長さ3〜4cm位
昆布のだし汁 長芋が浸かるくらい
酒、塩、薄口醤油 少々
(味噌ダレ)
味噌 大さじ4
砂糖 大さじ3
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
だし汁 少々

鍋に昆布のだし汁に酒、塩、薄口醤油少々を入れ(味は薄目で)長芋を入れ、柔らかくなるまで煮る。
味噌ダレの材料を小鍋に入れ、とろみがつくまで煮る。
タレの硬さ加減はだし汁で。
熱々の長芋に味噌ダレをかけ、刻んだゆずを飾る。
ほっくりとしたふろふき長芋の完成。

■長芋と大葉のさっぱりサラダ
<材料 4人分>
長芋 直径5〜6cm☓長さ3〜4cm位
(大根 適量)
大葉 2枚
酢 少々
青のり 少々
和風ドレッシング



長芋は、薄目に短冊切りにし酢を入れた水にさらしておく。
大葉は縦に細く切る。
水気を切った長芋と、大葉を混ぜる。
和風ドレッシングをお好みでかけ、青のり少々ふり完成。
薄目に短冊切りした大根も一緒に加えても美味しいですよ。
とっても簡単。
時間がなく、もう一品出したい時にどうぞ。

なが〜い長芋、はてさてと考えている間に使いきってしまいました。
食物繊維も豊富で、栄養価も高い長芋。
長芋の粘り成分「ムチン」は、体内の粘膜を保護してくれる。
それによって風邪予防にも効果があるようですね。
他にもいろいろなお料理に使いたい野菜です。


2010年12月15日水曜日

第4回しょくはぐくらぶ - シマソイの和風マリネ、味噌仕立てのアラ汁、生鮭の米粉ムニエル

12月14日、4回目の「しょくはぐくらぶ」。
ここ最近「ユー・パレット」の鮮魚コーナーを覗くと「ホウボウ」がよく並んでいたので、今回は「ホウボウ」を使って、「マリネ」と「アラ汁」を予定していた。
「ホウボウ」は刺身も美味しいが、味噌仕立ての「アラ汁」がこれまた旨い。

あらっ、「ホウボウ」がいない。
急遽変更。
私:「マリネに使えて、味噌仕立てのアラ汁にも使える魚って何ですか?」
魚屋:「マリネに味噌仕立て...、あっ、これいいよ!」
と教えてくれたのが「シマソイ」。
姿はぬるっとした感じで、決して美しいといえる魚ではないが。
よし、「北海道産のシマソイ」を使おう。
参加メンバーは私を含めて6人。
3尾をおろして...というところから始めるには、時間が足りない。
私:「3枚おろしの、皮むきなしで、アラ付けて下さい。」

シマシマが特徴
忙しいところありがとうございます。
助かります。
おっと、遅刻遅刻。
私:「ごめんなさーい。遅刻しました。ホウボウがいなかったから今回はシマソイ使います。白身でこんな魚だよ。」
村山さん:「うわっ、ガラ(模様)がすごい!」
前回に引き続き、楽しいコメントありがとう。

アラ汁に使うアラは、臭みを取るためたっぷりの塩を振って30分程おいてから水洗い。
アラを熱湯にさっと入れ、冷水に入れ冷まし、水気を切っておく。
ここまで下処理をしっかりやると、臭みがないアラ汁が出来る。

ムニエルに使う鮭の半身(ビックです。390円は安い!)は6等分し、残りはアラ汁に入れよう。
切った鮭は、塩水につける「立て塩」手法で。
水カップ2、塩大さじ1強で作った塩水(立て塩)に切身を漬けとくことにより、まんべんなく塩味をなじませることができ、生臭さが抜ける。
塩水に30分程漬けてから、水気を切りコショウを少々ふり、粉をつける。

オリーブオイルに醤油と酢を使った和風マリネ液を作り、三枚おろししたシマソイの皮を剥き、厚めのそぎりにしマリネ液に漬け、冷蔵庫に30分位おく。

その間、大根、人参、蓮根、地元産の山ごぼうとたっぷり根野菜を入れるので下準備。
山ごぼうは、ササガキしていく途中でとてもいい香りがする。

結構、皆さん真剣な顔
ムニエルに添える、タルタルソース作り。
ゆで卵、玉葱、ピクルス、パセリ、マヨネーズ、クレイジーソルトetc...、今回初参加の前田さんにおまかせ。
普段からちゃきちゃきの前田さんはとても頼もしいですね。





アラ汁のいい匂いがしてきたところに、野菜を投入。
ムニエルも焼こう。
衣は米粉を使う。
米粉は小麦粉に比べて吸油率が率が低く、粉も薄付きでカラッとした食感になる。

シマソイの和風マリネ、味噌仕立てのアラ汁(鮭入り)
生鮭の米粉ムニエル(タルタルソース添え)

そろそろ完成。
またまた今回も忙しかったですね。












給湯器故障中。
冷たい水での後片付けありがとう。
マリネは他にもいろいろな魚で試してみて下さいね。
お酢をワインビネガーに、醤油を塩に変えてみたりするのもまたいいですね。

寒い冬、温かい汁物が恋しくなります。
野菜たっぷりのアラ汁、是非ご家庭でも作ってみてくださいね。

次回は、年明けです。
またよろしくね。